「快楽という名の毒をおまえに与えよう――…」
両親の死をきっかけに、親族の裏切りで某国へ売り飛ばされてしまった愛。
抵抗もむなしく連れ去られた先は、豪華絢爛な異国のハレムだった。
そこで愛は、サイード王子と呼ばれる男に
「ハレムを出るためには死ぬか、自分の子を孕むか」
の二択であることを告げられ、無理やり犯されてしまう。
女は「子を産むための道具」なのか……
王子の屈折した愛情と独占欲に囚われながらも、ハレムからの脱走を試みる愛だったが――…!?
様々な思惑が交錯するハレムで繰り広げられる、
男と女の命を懸けた駆け引き……。
ヨシザワが紡ぐ、切なくもミダラな蜜獄LOVE。